ARTISTS
松澤宥
Yutaka Matsuzawa
作品
-
《量子芸術序》
会場:鳥取県立博物館 第1展示室 -
《極北で》
制作年不詳 インク/紙
会場:鳥取県立博物館 第1展示室 -
《海底 白》
1984 シルクスクリーン/紙
920*920
会場:鳥取県立博物館 第1展示室
《あなたの余命(卵)》
1986 シルクスクリーン/紙
920*920
会場:鳥取県立博物館 第1展示室
《海底 赤》
1984 シルクスクリーン/紙
920*920
会場:鳥取県立博物館 第1展示室
プロフィール
1922年2月2日午前2時、長野県下諏訪町に生まれる。1946年早稲田大学理工学部建築学科卒業、49年より33年間数学教師として定時制高校に勤務する。1955年ウィスコンシン州立大学にフルブライト交換留学生として渡米し、美の客観的科学的測定法をテーマに研究、1956年にはコロンビア大学大学院にて現代美術および宗教哲学を研究する。1957年日本に帰国、翌1958年に《プサイの世界》と題するペインティングを発表、以後「Ψ(プサイ)」は消滅のひとつ手前を象徴する記号として松澤の作品に時折現れるようになる。1964年6月1日、「オブジェを消せ」という啓示を受け、美術を文章だけで表現する観念芸術を創始したことから、コンセプチュアル・アートの先駆者として位置付けられる。以後世界各地で言葉と朗読を含むパフォーマンスを実施。方眼用紙に手書きした原稿や幟、密教曼荼羅の構造をとった9つの正方形がその作品にはしばしば現れる。1970年現代思潮社・美学校「美術演習」講師となる。1988年、「量子芸術宣言」を刊行。生涯にわたり宇宙の真理を探究し、アートとして提示し続けた。
主な個展
1997 | 「スピリチュアリズムへ・松澤宥1954−1997」斉藤記念川口現代美術館/川口、埼玉 |
1996 | 「量子芸術宣言 四」岡崎球子画廊/東京 |
1995 | 「松澤宥〈第15回オマージュ瀧口修造〉」佐谷画廊/東京 |
1993 | 「ミメントゥ・モーライ 死を念え」山口県立美術館/山口 |
1992 | 「量子芸術宣言」岡崎球子画廊/東京 |
1990 | 「(量子芸術へ向けて)方便九」岡崎球子画廊/東京 「ツインルーム」ブリギッテ・マーチ画廊/シュトゥットガルト 「EXPEDIMENT 9」ブリギッテ・マーチ画廊/シュトゥットガルト |
1988 | 「量子芸術宣言一」岡崎球子画廊/東京 |
1985 | 「ESHIKI-RON Kasaya」ブリギッテ・マーチ画廊/シュトゥットガルト |
1983 | 「ψの函とそのオリジン展」岡崎球子画廊/東京 |
1982 | 「Nine Mandalas」メディア画廊/スイス |
1980 | 「芸術のための世界の土台石」ミッテルブルグ、オランダ |
1979 | 「旧作の引用による新作個展」銀座絵画館/東京 |
1977 | cayc画廊/ブエノスアイレス、ブラジル |
1974 | 「辞世室」インパクト画廊/ローザンヌ |
1969 | 「プサイの函」青木画廊/東京 |
1967 | 「9の無のカンヴァスと9のプサイの椅子と9の超未来的方法による松澤宥個展V.1010」アヅマギャラリー京都 |
1966 | 「松澤宥万物消滅式1966」MACJ/東京 |
1963 | 「ψによる松澤宥個展」青木画廊/東京 |
主なグループ展
2014 | 「横浜トリエンナーレ2014 華氏451の芸術:世界の中心には忘却の海がある」新港ピア/神奈川 |
2007 | 「宇宙御絵図」豊田市美術館/愛知 |
2003 | 「宥密法- YU MITSU HO -」豊田市美術館/愛知 |
2002 | 「傾く小屋 美術家たちの証言 since9.11」東京都現代美術館/東京 「未完の世紀:20世紀美術がのこすもの」東京国立近代美術館/東京 |
2001 | 「センチュリー・シティ:現代都市における芸術と文化」テートモダン/イギリス |
1999 | 「グローバル・コンセプチュアリズム:Point of Origin, 1950s-1980s」クイーンズランド美術館/ニューヨーク、アメリカ 「ART TODAY 1999 SANGAI」セゾン現代美術館/長野、セゾンアートプログラムギャラリー/東京 |
1996 | 「日本の美術-よみがえる1964年」東京都現代美術館/東京 「弁天海港佐久島 開港パーティ」一色町佐久島/愛知 |
1995 | 「戦後文化の軌跡 1945-95」目黒区立美術館/東京、広島市現代美術館/広島、兵庫県立美術館/兵庫、福岡県立美術館/福岡 |
1993 | 対話展:「松澤宥+村岡三郎〈精神と物質〉」岡崎球子画廊/東京 |
1992 | 「70年代日本の前衛」ボローニャ市立近代美術館/イタリア |
1988 | 「 ベルリン-東京 現代美術交流展」ベベルカ画廊/ベルリン 「白州・夏・フェスティバル」白州、山梨 |
1987 | 「日本の祭」サンフランシスコ近代美術館/アメリカ 「時代精神建築」ヴォルフスブルグ市立美術館/ドイツ |
1986 | 「Japon des avant-gardes 1910-1970」ポンビドーセンター/パリ |
1985 | 「第一回JAPAN牛窓国際芸術祭」牛窓/岡山 「Reconstrucion: Avant-garde Art in Japan 1945-1965」オクスフォード近代美術館/イギリス |
1984 | 「現代美術の動向〈1970年以降の美術-その国際性と独自性〉」東京都美術館/東京 |
1983 | 「DADA in Japan: Japanische Avantgard 1920-1970」デュッセルドルフ美術館/ドイツ 「現代美術の動向Ⅱ〈1960年代-多様化への出発〉」東京都美術館/東京 「マンドラゴラ・アルテ・ポスタル」リスボン、ポルトガル |
1982 | 「第一回現代芸術展 滝口修造と戦後美術」富山県立近代美術館/富山 「ARTEDER ’82 Musee Internacional de Obra Grafica 」ビルバオ美術館/スペイン 「国際メールアート展」ソウル国際美術センター/韓国 |
1981 | サンパウロ・ビエンナーレ〈ニュークリア〉部門/サンパウロ、ブラジル 「第2回国際素描展 自意識の迷路」ワルシャワ、ポーランド 「第2回国際視覚詩野外展」レシフェ、ブラジル |
1979 | 「第一回国際視覚詩野外展」レシフェ、ブラジル 「マルチメディア・インターナショナル」サンパウロ大学/ブラジル 「メールアート・日本-イタリア」関西ドイツ文化センター/京都 |
1977 | 「サンパウロ・ビエンナーレ〈カタストロフィー・アート〉部門」サンパウロ、ブラジル |
1976 | 「ヴェニス・ビエンナーレ〈現代芸術の動向展〉部門」ヴェニス、イタリア 「シドニー・ビエンナーレ Recent International Forms in Art」Art Gallery of New South Wales/オーストラリア |
1975 | 「第9回パリ・ビエンナーレ コレスポンデンス」 「The World Art History」キャンザスシティ、アメリカ 「Visual Poetry International」ユトレヒト、ロッテルダム、オランダ 「第一回ポストカード展」ニューヨーク大学/ニューヨーク 「70年代展」cayc画廊/ブエノスアイレス/ブラジル |
1974 | 「11th Avant Garde Festival」ショースタジアム/ニューヨーク 「Prospectiva ‘74」サンパウロ大学現代美術館/サンパウロ、ブラジル |
1973 | 「京都ビエンナーレ」京都市美術館/京都 |
1972 | 「Documenta5」カッセル、ドイツ |
1971 | 「Sonsbeek ’71 」オランダ |
1970 | 第10回日本国際美術展 東京ビエンナーレ〈人間と物質〉東京都美術館 「現代日本美術展」グッゲンハイム美術館/ニューヨーク |
1969 | 「第9回現代日本美術展」東京都美術館/東京 「美術という幻想の終焉展」信濃美術館/長野 「 現代美術の動向展」京都国立近代美術館/京都 「第2回現代の造形‘野外彫刻’69展」鴨川公園/京都 |
1963 | 「第15回読売アンデパンダン展」東京都美術館/東京 |
1962 | 「第14回読売アンデパンダン展」東京都美術館/東京 |
1961 | 「第13回読売アンデパンダン展」東京都美術館/東京 「現代美術の実験」東京国立近代美術館/東京 |
1960 | 「第12回読売アンデパンダン展」東京都美術館/東京 「超現実絵画の展開」東京国立近代美術館/東京 |
1959 | 「第11回読売アンデパンダン展」東京都美術館/東京 |
1958 | 「第10回読売アンデパンダン展」東京都美術館/東京 |
1954 | 「第6回読売アンデパンダン展」東京都美術館/東京 |
1953 | 「第5回読売アンデパンダン展」東京都美術館/東京 |
1952 | 「第4回読売アンデパンダン展」東京都美術館/東京 |
参考資料
「第15回オマージュ瀧口修造展 松澤宥」展覧会カタログ(1995、佐谷画廊)
「傾く小屋 美術家たちの証言 since 9.11」展覧会カタログ(2002、東京都現代美術館/セゾン現代美術館)
一般財団法人 松澤宥プサイの部屋 ウェブサイト
出展アーティスト
(アルファベット順)
- 赤塚祐二
Yuji Akatsuka
- ヨゼフ・ボイス
Joseph Beuys
- チェン・ルオビン
Chen Ruo Bing
- アンソニー・カロ
Anthony Caro
- 藤澤江里子
Eriko Fujisawa
- 藤原勇輝
Yuki Fujiwara
- 福留章太
Shota Fukudome
- 原口典之
Noriyuki Haraguchi
- 張替正次
Shoji Harikae
- 井垣秀夫
Hideo Igaki
- 石田貴裕
Takahiro Ishida
- 小林正人
Masato Kobayashi
- 古賀亜希子
Akiko Koga
- 黒川弘毅
Hirotake Kurokawa
- サーシャ・マリャノヴィッチ
Saša Marjanović
- 丸山直文
Naofumi Maruyama
- 松澤宥
Yutaka Matsuzawa
- サイモン・モーレイ
Simon Morley
- 村上友晴
Tomoharu Murakami
- 村岡三郎
Saburo Muraoka
- 中村宏太
Kota Nakamura
- 大塚泰子
Yasuko Otsuka
- PH スタジオ
PH STUDIO
- アレクサンドル・ロトチェンコ
Alexander Rodtschenko
- 関根伸夫
Nobuo Sekine
- リチャード・セラ
Richard Serra
- 鷲見和紀郎
Wakiro Sumi
- 竹川宣彰
Nobuaki Takekawa
- ミラン・トゥーツォヴィッチ
Milan Tucović
- リ・ウーファン
Lee Ufan
- 若林奮
Isamu Wakabayashi
- 渡辺英司
Eiji Watanabe
- 山井隆介
Ryusuke Yamai