ARTISTS
李禹煥 リ・ウーファン
Lee Ufan
作品
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《点より》
1978 鉛筆/紙 400*565
会場:鳥取県立博物館 第2展示室 -
《点より》
1980 シルクスクリーン/アクリル
645*764
会場:鳥取県立博物館 第2展示室
プロフィール
1936年韓国慶尚南道に生まれる。1956年ソウル大学校美術大学中退後、日本に渡り、以後同地にて制作、発表活動を続ける。1961年日本大学文学部哲学科を卒業。1973年から90年まで多摩美術大学にて教鞭を執る。現在多摩美術大学名誉教授。2001年世界文化賞(絵画部門)受賞。2010年には香川県直島に「李禹煥美術館」が開館。 1969年には論文「事物から存在へ」を執筆、70年代より石や鉄など未加工の素材を用いた造形表現に取り組み、71年には評論集『出会いを求めて』を出版。「もの派」の中心人物として理論、実践の両面からムーブメントを牽引する。点や線を規則的に画面に付置していく「点より」「線より」は、李が1970年代に始めた代表的な作品シリーズ。幼少期に手ほどきを受けた画家より「点と線ですべての絵は成り立っている」と教わり、仏教や易経から「宇宙はすべて点から成り立ち、点に始まって点に帰る」という思想を得たこと、また点や線に現れるエネルギーやリズムを生命体として捉える独自の世界観と造形理論に基づいている。
主な個展
2019 | 「Lee Ufan」ディア・ビーコン/アメリカ 「Lee Ufan. Inhabiting time」ポンピドーセンター・メッス/フランス |
2014 | 「李禹煥ヴェルサイユ」ヴェルサイユ宮殿/フランス |
2011 | 「Lee Ufan: Marking Infinity」グッゲンハイム美術館/ニューヨーク、アメリカ |
2008 | 「LEE UFAN」ベルギー王立美術館 2007第52回ヴェネツィア・ビエンナーレ「Resonance」パルンボ・フォッサーティ館/イタリア |
2005 | 「李禹煥:余白の芸術」横浜美術館/神奈川 |
2001 | 「Lee Ufan」ボン市立美術館/ドイツ |
1998 | フランクフルト市立ステーデル美術館、ドイツ |
1994 | ソウル国立現代美術館/ソウル、韓国 |
1997 | ジュ・ド・ポウム国立美術館/パリ |
1991 | ハラミュージアムアーク/群馬 |
1988 | 「李禹煥展―感性と論理の軌跡―」岐阜県美術館/岐阜、ギャラリー・アンゼルム・ドレーヤー/ベルリン、ドイツ、ミラノ市立現代美術館/イタリア |
1986 | ギャラリー・ド・パリ/パリ、フランス |
1985 | 鎌倉画廊 |
1978 | 現代画廊/ソウル |
1976 | ギャラリーm /ボッフム、ドイツ |
1975 | ギャラリー・エリック・ファーブル/パリ |
1973 | 東京画廊/東京 |
1970 | 田村画廊/東京 |
主なグループ展
2019 | 「アジアン・アート・ビエンナーレ」国立台湾美術館/台湾 |
2017 | 「第14回リヨンビエンナーレ」リヨン、フランス 「ジャパノラマ Japanorama 1970年以降の新しい日本のアート」 ポンピドゥー・センター=メッス/フランス |
2012 | 『Tokyo 1955-1970:A New Avant-Garde』ニューヨーク近代美術館/ニューヨーク、アメリカ |
2011 | 第54回ベニスビエンナーレ「The Worlds Belongs to You」グラッシ宮殿/ベニス 第54回ベニスビエンナーレ「The Personal Structures」ベンボ宮殿/ベニス |
2005 | 「もの派再考」国立国際美術館/大阪 |
2002 | 「アジアトリエンナーレ」クイーンズランド美術館/オーストラリア |
1999 | 「対話の芸術」ルドヴィッヒ美術館/ケルン、ドイツ |
1996 | 「1970年もの派一物質と知覚」サン・テティエンヌ近代美術館/フランス |
1994 | 「戦後日本の前衛美術」グッケンハイム美術館ソーホー/ニューヨーク、アメリカ |
1991 | 「日本現代美術の断面」サンタモニカ美術館/ロサンゼルス、アメリカ |
1990 | 「ミニマルアート」国立国際美術館/大阪 「Blau」ハイデルベルク市立美術館 |
1989 | 「記号の交差」アラブ会館/パリ ユーロパリア’89 ジャパン「現代日本彫刻展」ミデルハイム野外彫刻美術館 「ジャパン89現代美術展」ゲント現代美術館/ベルギー |
1988 | 「モノ派」ローマ大学現代美術館/イタリア |
1987 | 「もの派とポストもの派の展開―1969年以降の日本の美術」西武美術館/東京 「絵画1977-1987」国立国際美術館/大阪 |
1986 | 「前衛芸術の日本 1910-1970」ポンピドー・センター/フランス 「ソウル-パリ」パリ国立造形芸術センター/フランス 「モノ派」鎌倉画廊/東京 |
1985 | 「戦後美術の40年」東京都美術館 |
1984 | 「ヴィースバーデン彫刻展」ヴィースバーデン市立美術館/ドイツ |
1983 | 「ヘルシンキ国際美術展」フィンランド |
1980 | 「20世紀の彫刻」バーゼル、スイス |
1979 | 「第1回ヘンリー・ムーア大賞展」彫刻の森美術館/箱根、神奈川 |
1977 | 「ドクメンタ6」カッセル、ドイツ |
1973 | 「サンパウロ・ビエンナーレ」ブラジル |
1971 | 「第7回パリ・ビエンナーレ」フランス |
1970 | 「現代美術の一断面」東京国立近代美術館/東京 |
1969 | 「サンパウロ・ビエンナーレ」ブラジル |
1968 | 「韓国現代絵画展」東京国立近代美術館/東京 |
参考資料
リウーファン展カタログ(1991、財団法人アルカンシエール美術財団)
SCAI THE BATHHOUSE ウェブサイト
出展アーティスト
(アルファベット順)
- 赤塚祐二
Yuji Akatsuka
- ヨゼフ・ボイス
Joseph Beuys
- チェン・ルオビン
Chen Ruo Bing
- アンソニー・カロ
Anthony Caro
- 藤澤江里子
Eriko Fujisawa
- 藤原勇輝
Yuki Fujiwara
- 福留章太
Shota Fukudome
- 原口典之
Noriyuki Haraguchi
- 張替正次
Shoji Harikae
- 井垣秀夫
Hideo Igaki
- 石田貴裕
Takahiro Ishida
- 小林正人
Masato Kobayashi
- 古賀亜希子
Akiko Koga
- 黒川弘毅
Hirotake Kurokawa
- サーシャ・マリャノヴィッチ
Saša Marjanović
- 丸山直文
Naofumi Maruyama
- 松澤宥
Yutaka Matsuzawa
- サイモン・モーレイ
Simon Morley
- 村上友晴
Tomoharu Murakami
- 村岡三郎
Saburo Muraoka
- 中村宏太
Kota Nakamura
- 大塚泰子
Yasuko Otsuka
- PH スタジオ
PH STUDIO
- アレクサンドル・ロトチェンコ
Alexander Rodtschenko
- 関根伸夫
Nobuo Sekine
- リチャード・セラ
Richard Serra
- 鷲見和紀郎
Wakiro Sumi
- 竹川宣彰
Nobuaki Takekawa
- ミラン・トゥーツォヴィッチ
Milan Tucović
- リ・ウーファン
Lee Ufan
- 若林奮
Isamu Wakabayashi
- 渡辺英司
Eiji Watanabe
- 山井隆介
Ryusuke Yamai